sumanai’s blog

申し訳ない想いを寄せて

「恋は雨上がりのように」

首級を挙げた人には、ご褒美が必要です。

FP3級がたぶん合格したから、サカリがついた猿のように映画を観まくった。

 

一本めは「恋は雨上がりのように」。
きっかけは2ヶ月前に観た「坂道のアポロン」、この映画で小松菜奈ちゃんがひたすら可愛くて、フォースの小松面に墜ちてしまったんだ。だから、終劇後に即受付に行って「恋雨」のムビチケ買った。それくらい期待してた。観た感想?期待を余裕で上回っていたさ!

「さえないおっさんに恋する女子高生ストーリー」なる、おっさんに都合のいい展開にのせて。あの小松菜奈様が。
・学校の制服
・ウェイトレス(しかもポニテ
陸上競技ユニフォーム
・ダサい私服
・部屋着
・浴衣
→スタイルがいいから、何を着ても映える。目に毒だぜ!

この物語、陸上選手として将来を期待されながらケガで選手生命を絶たれてしまった主人公・あきらがファミレス店長のおっさん・近藤に一目惚れしてしまう物語なんだけど。タイトルである「恋は雨上がりのように」が、陸上競技をあきらめて暗闇のような暮らしを送っていた主人公がおっさん・近藤に出会ったことで「雨上がりのように」パッと世界が明るくなったことを指したんだろうけど。オレにはむしろ、二人の恋が「雨やどりのように」思えた。なんというか、二人が雨に降られて逃げ込んだ軒先で出会うけど。雨が上がった後に元いた場所に戻ってしまう、でもそこには成長のかけらがあった。みたいな。

そういうラストシーンの小松様の演技がすげぇ、ますますフォースの小松面に墜ちてしまった。県南地方の方は観てください。

 

んでよ。
さっすが横綱相撲の東宝映画だけあって、脇のキャストがすげぇ。そりゃ「朝ドラに出ると、後の映画出演はセットなんだろうな」と言いたくなる、
葉山奨之(まれ)
磯村勇斗ひよっこ
松本穂香ひよっこ
の出演に納得。特に磯村勇斗の「またコック役だけど、今回はチャラいコック」という細かい演じ方に注目だし、あと「ヒロインの同僚役のウザい位キャピキャピした子、確かに可愛いけど誰だっけ?」と観劇後に調べたら「えっ、松本穂香ちゃんだったか!」と役の作り込みに驚いた。

 

がっ、もっとスゴいのが「半分、青い。」にも出演してる清野菜名。老け顔とは言わない、でも歳の割には貫禄があって。
「序盤、陸上部の顧問かコーチ役と思っていたら。えっ、同級生だったのか!」
が、なかなか衝撃だったけど。そこをおして監督が起用したのも、清野の演技力を評価してたんだべなとパンフ読んでて実感。演じたヒロインの親友・はるかが。典型的な少年マンガ、例えば「金田一少年の事件簿」の美雪みたいな「幼なじみキャラ」で。同性なんだけど、陸上界で活躍するヒロインが小さい頃から大好きでそばにいるだけで幸せでついつい世話焼き女房してたのに、ヒロインがケガで離脱してしまい寂しいなか。地元の夏祭りだからと久々にヒロインといっしょに浴衣キメて出かけたシーンで。ずっとイチャイチャしたかったのに、近藤が現れたら放置プレイされてしまい。
「こいつ、私に見せたことのない笑顔しやがって。こんなオトコの前でメスの顔しやがって!」
と言いたげな嫉妬シーンが、とっても良かった。

 

良かったといえばよー。
そんなヒロインに憧れて壁ドンまでしてしまう、みづき役の山本舞香。わずかな出演シーンながら確実に印象を残した。たぶん、これから来るかもしれない。

 

だからよ、全編が小松様のPVかよと言いたくなる程に小松様の魅力全開な作品でもあるけど。脇のキャストも小憎くて、小憎くて。だから県南地方の方には観てほしいんだけど、オレの上司は観ないでください!

 

こないだよー、
上司といっしょに、会議で報告する羽目になり。直前、緊張しつつも自分を整えてる最中に。なんの脈絡もなく上司がこう言ったのな。
「sumanaiちゃ~ん、オススメの映画ないかな~。」
→ねーよ。
→オレが映画クラスタなの、バレてたうえ。それを取っかかりに付け入ろうという目論見がキモかった。軽いセクハラだった。
→というか、オレが身銭を切り上映中は腰痛に耐えて得た結果に積み重ねたプラチナデータを。お前にタダで提供しなければならぬのか?
→あとよ、貴様がコレみると「オレもJKと恋愛できるかも」と誤解しそうなんだよな。浅はかだから。

まっ、小面倒な部下ですまないとは思うんですが。


FP3級が取れる程の知力がない上司には、厳しい態度を取らざるを得ないですよね?

 

すまない。

 

恋は雨上がりのように 1 (ビッグコミックス)