「越路吹雪物語」雑感(2018.03.08)
本日、「越路吹雪物語 主題歌集」のCDが届いた。
早速聴いてみたんだが、コレいい。スゴくいい、県南地方の方は聴いてください!
は、さておき。
思えば「越路吹雪物語」、その前の番組「トットちゃん!」が名作でとってもハマってた事もあり。お手並み拝見レベルで観てたら、結局ハマってしまうのに時間はさほどかからなかった。
オレが「越路吹雪物語」にハマった理由、それ即ち「戦前も、オタはアツかったんだなぁ。」っていう揺るぎない事実。
後に越路吹雪のマネージャーを務め、「ラストダンスは私に」など数々の名曲の訳詞も手がけた岩谷時子が実は母の代からの重度のヅカファンで、未来のスターの青田買い感覚コミで当時駆け出しの越路吹雪に出会って以来の滅私奉公感がハンパない。
で、終戦後の音楽業界が、欧米の音楽を追いかけるのに必死な時代で。訳詞家の需要がたくさんあったなか、神戸女学院卒の才媛・岩谷時子の出番が多かろうことは想像つくんだけど。
あくまで彼女は、越路吹雪のマネージメントを優先して。訳詞は空き時間(=深夜)に充ててたんだそうだ。
結局、岩谷時子は越路吹雪のマネージメントを続け。彼女が不治の病に罹患した際も付き添い、最期を見届けた。その長きに亘って、岩谷時子は独身を貫き通した。ああ、女の幸せを擲って彼女は越路吹雪のために尽くしてきたんだなって思うんだけど。
端から観てて、自己犠牲感が溢れすぎとも思うんだけど。
でも岩谷時子が重度のオタだったとすれば、推しである越路吹雪のために尽くすことが生き甲斐で。幸せな人生だったんだろうなぁ。
うん、羨ましい。
オレいま、誰かのために尽くしてこの身を捧げられる環境にねーんだわ。
すまない。
- アーティスト: 大地真央、瀧本美織,大地真央,瀧本美織
- 出版社/メーカー: Universal Music =music=
- 発売日: 2018/03/07
- メディア: CD
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