sumanai’s blog

申し訳ない想いを寄せて

「孤狼の血」

首級を挙げたモンには、ご褒美が必要なんじゃー!


FP3級がたぶん合格したけぇ、サカリがついた猿のように映画を観まくったんじゃー!

 

四本めは「孤狼の血」。
やっぱ、東映はヤクザ映画に限るんじゃー!広島の地方都市を舞台にしたヤクザ団体の血みどろの抗争がまんま「仁義なき戦い」で、むんぬすぐくすっげぇスカっとしたんじゃー!

 

仁義なき戦い」といえば、半月前の「金スマ」。ゲスト出演した長嶋一茂が、ドラフト辺りで極秘裏に広島行きを打診されてたって秘話が披露されてのぅ。実は父親でもある偉大なレジェンド・ミスターからも広島入団を強く推されていたのに、肝心の一茂が「仁義なき戦い」を観て「広島は、日常的にヤクザがドンパチする恐いところ。」と思ってしまい断ってしまったじゃと。勿体ないのぅ、もし広島に行ってれば新人育成に定評のあるカープで鍛えられて一廉の選手になれてたかもなんじゃがのぅ。それともアレかの?広島弁が恐いのかの?いちいち広島弁をこわがっていたら、ライブのMCで未だ広島弁が抜けないPerfumeのライブに行けんじゃろ?

 

まっそういう訳で、久々の東映ヤクザ映画にワクワクしておったんじゃがの。まさか原作が、柚月裕子先生とはのう!わしゃもう辛抱たまらんなって、試験が終わったら劇場に駆け込まざるをえなかったんじゃ。

 

理由:岩手出身じゃけぇ。
→「若者の読書離れ」が囁かれ、全国平均の年間読書数が3冊な中でなぜか岩手県盛岡市だけは年間10冊で全国的に珍しいらしいのぅ。
→別に岩手の読書好きは昨日今日はじまった事ではなく、その証拠に最近は文学賞岩手県出身者がコンスタントに選ばれてて業界じゃちょっとした話題なんだそうなんよ。
→その原動力として、「さわやフェザン店」など暑苦しいポップを手がける書店員たちの目利き&努力があっての。「文庫X」など、一介の書店員が全国的なヒットさえ生み出しておって。
→さらにはNHK総合の朝のニュース番組「おはよう日本(→お天気の山神明理さん、好いちょっど!)」平成30年5月25日放送回で、盛岡の書店界隈が全国放送されての。本作の原作者でもある柚月先生まで、画面に出とったんじゃ!
→そんなこんなで、いま岩手日報の連載小説を柚月先生が書いとって。しかもそれが「狐狼の血」の前日譚である「暴虎の牙」での、一応地元じゃ役所も定期講読してる一級紙じゃっどん、掲載欄だけ「週刊実話」みたいなヤクザエピソードばっかりで、わしゃあもう辛抱たまらんのじゃ!

 

とはいえ、この作品はヤクザ小説でもありつつ警察小説でもあるわけでのぅ。
「警察じゃけぇ何をしてもいいんじゃ!」
なる素敵な台詞を吐く、ヤクザとズブズブ過ぎて傍目には区別がつかない大上主任(役所広司)。そして、そんな大上の下で働く羽目になった日岡巡査(松坂桃李)のほろ苦い物語なんよ。ほんと、濃ゆかったのぅ。

 

だから、県南地方の方は観るんじゃ!

でも、オレの上司は観んじゃねぇ!

 

こないだのぅ、
上司といっしょに、会議で報告する羽目になったんじゃが。直前、緊張しつつも自分を整えてる最中にのぅ。なんの脈絡もなく上司がこう言ったんじゃ。
「sumanaiちゃ~ん、オススメの映画ないかな~。」
→ねぇわ!
→ワイが映画クラスタなの、バレとったうえ。それを取っかかりに付け入ろうという目論見がキモいんじゃ!軽いセクハラじゃ!
→というか、ワイが身銭を切り上映中は腰痛に耐えて得た結果に積み重ねたプラチナデータを。何ゆえ貴様ごときにタダで提供しなければならぬのじゃ?

 

まっ、小面倒な部下ですまないとは思うんじゃが。
FP3級が取れる程の知力がない上司には、厳しい態度を取らざるを得ないんよ?
★FP3級じゃけぇ、何をしてもいいんじゃ!

 

すまない。