sumanai’s blog

申し訳ない想いを寄せて

「万引き家族」

首級を挙げた人には、ご褒美が必要です。

FP3級がたぶん合格したから、サカリがついた猿のように映画を観まくった。


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三本めは「万引き家族」。
カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞した本作、本来であれば来週からの上映だけど6月2・3日に特別上映。あわてて観に行った。あの一家の演技、リアルだった。特に安藤サクラの演技が細かくて、その場面場面で表情がクルクル変わる。こんな方が今度の朝ドラヒロインになるんだ。カンヌ帰りの朝ドラヒロイン、すげぇことになりそうだな。

 

特にニヤリとしたのが、冬のあのシーン。
たぶん現場であの気候現象に出くわしてしまい、それを即興であのシーンこさえたんだべなと思うとニヤリ。都会の隅っこのボロ家で、万引きして食いつないでいる人たちが。疑似家族ではあるけど、お互いを思いやって過ごしていたさなか。「おばあちゃん」の死によって家族がバラバラになって、今までみんなをつないでいた絆が所詮ニセモノだったことが明るみになるシーン、身につまされた。

 

特にラストシーン、あれはそういうことだったのかと思い知らされた。例えば、なぜ「家族」が和気藹々と一家団欒してる中あいつだけは独り押入れに籠もってたのか、理由はそういう訳だったのかと納得。とっても深かった。

 

だから、県南地方の方は観てください。でも、オレの上司は観ないでください。

 

こないだよー、
上司といっしょに、会議で報告する羽目
になり。直前、緊張しつつも自分を整えてる最中に。なんの脈絡もなく上司がこう言ったのな。
「sumanaiちゃ~ん、オススメの映画ないかな~。」
→ねーよ。
→オレが映画クラスタなの、バレてたうえ。それを取っかかりに付け入ろうという目論見がキモかった。軽いセクハラだった。
→というか、オレが身銭を切り上映中は腰痛に耐えて得た結果に積み重ねたプラチナデータを。お前にタダで提供しなければならぬのか?
→あとよ、おまえ給料泥棒じゃん。泥棒が万引きの映画観てどうすんですかと言いたくなる。

 

まっ、小面倒な部下ですまないとは思うんですが。
FP3級が取れる程の知力がない上司には、厳しい態度を取らざるを得ないですよね?

 

すまない。