sumanai’s blog

申し訳ない想いを寄せて

ホース・ソルジャー

どんなにキツい時や辛い時があっても、戦争映画を観ると「コレに比べれば、まだマシだよな。」と思える。GWだというのに試験勉強ばかりで地味な日々を送ってるいま、特にそう思う。

 

この物語、2001年9月11日の連続テロへの対抗措置として当時タリバン支配下にあったアフガニスタン北部の要衝マザーリシャリフ制圧の密命を帯びた特殊部隊(たった12名!)の闘いなんだけど。

 

「この少人数で、よく生き延びたな!」

 

と言いたくなるような、激しい戦闘の連続。特に終盤に大活躍する、ラスボスと呼んで差し支えないあの兵器。「もういいよ...」と言いたくなるほど、心をへし折りに来てくる。

 

それにしても思うのは、あの連続テロから15年以上も経ったんだなって事。9.11の一週間前辺り、アフガニスタンの猛将・マスード将軍が暗殺されたことが新聞の国際欄の端っこに載った。補足するとマスード将軍は旧ソ連アフガニスタン侵攻した時から闘い続けてきた歴戦の覇者で、「これはアフガニスタン、相当荒れるだろうな。」と思っていたら一週間もしないうちに世界そのものが荒れた。

 

主人公たちと共に闘う北部同盟のドスタム将軍の台詞に、

「ここ(アフガニスタン)は帝国の墓場だ!」

という言葉があって刺さった。確かにこの地は地政学的に要衝の地で。これまでもアレキサンダー大王、チンギス・ハーン旧ソ連タリバン、そしてアメリカと様々な覇者が攻めてきたんだよな。だから彼の地の住民は生まれついての戦闘民族で、「サイヤ人かよ」と言いたくなる程の戦闘民族で、旧ソ連侵攻時に歩兵がヘリコプターをホイホイ撃ち落としてたのは有名。旧ソ連撤退後も、内輪もめにネタが欠かなくてグダグダ内戦してたのも有名。たぶんこの国はさっさと平和になって安定してもらわないと、また後々新たな火種を起こすことになると思う。

 

と、偉そうなことを評論家気取りで語る前に。まず自分だ。平和も結構だけど、オレも今月の下旬にはいざ決戦だったよな?本作のように、オレも三週間で本懐を遂げることができるのか?より一層の精進を重ねねぇばなりゅんめなぁ。

「隊長殿、あの旗を射たせて下さいッ!」

すまない。

 
f:id:cape0725:20180504195215j:image