つくづく思う、教員免許更新制度ってクソだわ。
オレ、教員免許を持っていながら教職には行かなかった。その後、天下の悪法こと教員免許更新制度ができて
★オレが大学時代、必死こいて勉強した末に取った免許が溶けちゃうのかよ...。
→マジでムカついたけど、教職につかなかった人は対象外と知って安心した。
がっ、実際はそういう事ではなかった。
実は、ペーパー教員免許取得者が教職につくには。事前に更新のための講習を受ける必要があるんだそうだ。
例えばのハナシ、もしオレが
「上司がコミュ障クズだし、上司の彼女が隠れイマーム様だから。こんなトコで働きたくねえ!」
と、教職への転職を決意したとして(こんな理由で、未来を担う子ども達を預かる聖職に就いてはいけない気もするんですが。ラノベ気分で読み流していただきたい)。
4月に願書提出
7月に採用試験受験
8月に免許更新講習受講
合格して、晴れて来年4月に採用
→なんか、忙しいな。
8月の講習が、数日ぶっ続けで費用が3万円。それに交通費・宿泊費が加算、しかも職場を休むお許しをもらう必要もあってハードルが高いんだが。もし、更新せずにうっかり教採に受かるとまぁ大変。来年に更新のうえ、晴れて来年9月以降に教壇に立つという流れになるのか?
→そんな面倒くさいヤツ、雇いたくないだろ?4月から即戦力になるタマがほしいんだろ?
そういう意味では、免許更新を受けてた方が教採試験では有利。だがそれ以外でも、かつて教職員が大規模なストライキを決行した時に、ペーパー教員免許所得者が教壇に立って乗り切った事例もある。免許更新制になったら、コレ無理だろ?別に教職員のストライキに限ったことではない、大災害などで教職者がアレしてしまう場合もある。非常時に要員になってくれるはずのペーパー教員免許取得者を、こうして無碍にしてるアホ制度が許せん。
しかも、そんなペーパー教員免許取得者が一念発起して更新受けると。10年毎に、また更新のための講習を受ける必要があるときた!
つー訳で、いま大学で。教育学部じゃないけど中学高校の免許が取れる他学部の学生、それも別に教職に就くつもりもない連中が。ちっとも教員免許とろうと、単位取りに励まなくなったんだそうだ。コレ、大学教育の後退だと思うんですが?
教育はインフラ、インフラ投資を怠った国の滅びは早い。そんな未来になりませんように。
すまない。
- 作者: 日本教育大学院大=,日本教育大学院大学,河上亮一,出口英樹,高見茂
- 出版社/メーカー: 昭和堂
- 発売日: 2009/07
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 14回
- この商品を含むブログを見る