sumanai’s blog

申し訳ない想いを寄せて

「越路吹雪物語」雑感(2017.03.20)

もうすぐ3月が終わる。1クールもののドラマが軒並み最終回になる中、帯ドラマがまだまだ波瀾万丈が続きそうで頼もしい。「わろてんか」然り、「越路吹雪物語」然り。

→奇しくも両ドラマとも現代劇じゃない、所謂「女の一代記もの」なんだけど。

→早い話、時代劇スレスレな物語なんだけど。フォーマットに落とし込めば、いくらでも世相を取り込める無限の可能性に満ちたブルーオーシャンなんだなと実感。

 

特に「越路吹雪物語」の本日放送回、滅茶苦茶時流に乗ってた。別に官僚が文書改竄したり中学校に報告を求めてたほうじゃなくて、のん・柴崎コウ小泉今日子ビートたけし...相次ぐ芸能人の独立になんとなーく目配せした内容が、とってもイマだった。

 

東宝専属・越路吹雪が商売仇である劇団四季浅利慶太と仕事がしたい一心で、社長と直談判してしまった。明日、どういう展開になるか見逃せない。

 

そういう点では、まさにイマの物語である一方。このドラマは過去の記録でもある訳で。その象徴が昨日の放送回だった。

 

父母ともにガンで亡くした越路吹雪が、自分はガンで死ぬ家系だと信じこんでしまい。夫やマネージャー・岩谷時子に、「自分がガンだったら、正直に教えてほしい」と頼むシーン。たぶんこの時、昭和40年代だと思うんだけど。この頃のガン、不治の病とされていて。告知された途端、本人が生きる希望を無くしたり。最悪な場合、自殺することもあったことから。当時は、本人には告知しなかったらしいんだわ。それって、本人が望む医療を受けられない訳じゃん。事情は色々あったんだろうけど、ヒデー話だな。

 

そりゃ、半世紀経った今でもガンは手強いけど。早期発見できれば意外と御しやすい相手である。中年になったら、健康診断・がん検診・人間ドックを定期的に受けていただきたい。この間、知人が他の病気で入院中にPET診断を勧められて受けてみたらガンが見つかって、そのまま手術という運びになった。これ、CTすら普及してなかった半世紀前では絶対に考えられないぜ!

 

そういう、医学の進歩の恩恵に預かれなかったのがウチのアホ親父であったといえる。

 

・低所得なのに、タバコだけは一丁前に吸いまくっていた。

・自営業だから、健康診断を受ける機会からトコトン除外されていた(市町村の健康診断があったのに、DQNだから無視してた)。

・いざ健康診断を受けてみたら、手遅れの肺ガンだった。

・地元の公立病院を紹介されたら、主治医が頼りなさそうな若い先生(駅弁大学卒)だった。

→ここで、とんでもないモードに入ってしまう。

→ウチのバカ親父、地元のFランク大学中退なのに。自分では「現役の頃、明治大学受けてギリギリ惜しいトコで落ちた。だからオレはギリギリMARCH!」という不思議な価値観を持っていたから駅弁大学を心底見下していたらしい、みなし高卒のくせに。

→と、いうわけで。自ら標準的治療を拒否。あとは枇杷の葉療法たら、自己免疫療法たら、丸山ワクチンたらを受けるも奏功せず一年弱で死没。中学三年生のうちに親父がやせ衰えていくトコを目の当たりにしたのはキツかったが、本当にキツいのは死没してからだった。

 

と、いう訳で。大切な人がガンになった方、決して本人には伝えないで!

→趣旨が違ってきた?さあ、なんのことですやら?

 

すまない。

 

 

 

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